六本木に根づく古社・朝日神社で『令和7年度こどもまつり』が今年も賑やかに行われました。グリーホールディングスの参加は今年で3回目、地域の子どもたちを応援する気持ちを込めてこの祭りに協力しています。続けることで見えてくるのは、掛け声を響かせる子どもたちの成長や、地域の方々との絆が少しずつ深まっていくこと。当日の様子をフォトレポートでお届けします。
今年も秋の清々しい晴天に恵まれ、朝日神社には参加する子どもたちが元気に集い、準備を始めます。
身支度を整えた子どもたち一人ひとりに、巡行の安全を願って、神主さんから御守が授けられました。
宮出しの前に、担ぎ手たちが発する「わっしょい、わっしょい」という掛け声には、町の平和を祈る意味が込められていること、そして大きな声で唱えるようにとのお話があり、いよいよ神様とともに出発です。
元気いっぱいの掛け声が六本木の街に響き渡ります。山車を引く小さな子どもたちの姿に続いて、子ども神輿が力強く練り歩きます。同伴の保護者、また町の人たちが微笑ましくその様子を見守ります。
当社オフィスのあるゲートタワー前に到着すると、神輿を三度差し上げ、「いやさか!いやさか!いやさか!」と三声を発します。これは、神様をお乗せした神輿が事業所の前を巡行し、「弥栄(いやさか)」と祝う儀礼であり、今後も弥(いよいよ)益々に繁昌し、栄えていくことを祈念するものです。
祈念してくれた子どもたちへのお礼の気持ちを込めて、社員がお振る舞いをしました。子どもたちは好きな飲み物を選んだり、受け取ったお菓子をさっそく口にしたりと、思い思いに休息のひとときを楽しんでいました。
その後は街の各所を巡り、宮入を終えて三本締めで祭りを締めくくりました。子どもたちは少し疲れた様子を見せながらも、達成感あふれる笑顔でいっぱい。地域の人々に見守られながら、それぞれ笑顔で帰路につきました。
今年もこの伝統あるお祭りに協力の機会をいただき、地域の一員として子どもたちの姿を見守ることができました。3年目を迎えた今年は、子どもたちの安全と笑顔を第一に考えた運営ができたように感じています。そうした積み重ねは、企業にとっても大切な財産であり、人を育てる力につながっています。
最後にお振る舞いに参加した下村さん、朝日神社の綿引(わたひき)さんからのメッセージを紹介します。
下村:グリーホールディングス株式会社 コーポレート本部 人事部 部長
子どもたちの元気な掛け声と笑顔が、地域に大きな活力をもたらしていると感じました。こうした地域の伝統を未来につなぐ活動に参加させていただくことで、「継続していくこと」の大切さをより具体的に感じることができました。企業としての社会的責任を果たすという視点だけでなく、地域社会との関わりを通じた社員の成長や企業文化の広がりも実感しており、それらが結果として会社全体の価値を高めることにも繋がっていくと考えています。
綿引さん:朝日神社 禰宜(ねぎ) ※神職の職称の一つ
本年は朝日神社ご鎮座より1085年祭を斎行し、秋晴れのなか103名の子どもたちとともに神輿巡行を賑々(にぎにぎ)しく執り行えましたことは、偏にご尽力いただきました皆様のお力添えの賜物でございます。心より御礼申し上げます。
祭り半纏と祭り化粧を施した10歳前後の男の子女の子、緊張した面持ちで神輿の上に立ち拍子木を鳴らす晴れ姿、山車を曳く幼子たちは「いつか自分も大きくなったら立ってみたい」と憧れを感じる、地域のこども神輿は、3歳から10歳までの参加者が一年一年と経験を重ね成長していくなかで、祭りの中で自らの役割を獲得する社会体験として非常に重要な機能を備えております。流行病の2年間は巡行ができず、失われた機会は大きいに違いありませんが、グリーホールディングス様がご参加くださいましてより3年間、連続で参加している子どもたちが非常に多く、新しい循環が育ってきていることを、今年は実感した次第でございます。
無事にお祭りを終えまして、六本木の街中が平穏安寧で弥栄(いやさか)でありますことをお慶び申し上げます。

グリーホールディングスは今後も地域社会と共に歩み、子どもたちの成長を見守りながら、企業市民としての責任を果たしてまいります。
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